だいぶ寒暖差が強くなりました。

私の住んでいる地域では、12月になりますと、それぞれの学校で、持久走大会が開催され、そろそろ大会の練習が始まります。

この頃になると、走った後に咳が出る、息切れしやすい、胸からゼイゼイのような音がする、などの相談が増えてきます。

普段は平気なのに、運動の時にだけ症状が出るもので、運動誘発喘息、というものがあります。

特徴として、1運動(特にランニング)、2寒くて乾燥した時期、これらが重なると、症状が出やすくなるため、冬の持久走大会は、注意が必要です。

もしも、激しい喘息発作になりますと、入院治療することになりますし、時には命に関わることもあります。

少し怖いお話をしましたが、決して運動をしてはいけない、というわけではありません。むしろ定期的な運動は、長い目で見ると、喘息発作の予防に繋がります。

今の自分の体の状態を知って、必要であれば治療や肺機能検査、運動前の準備をすることが大事と思います。

運動誘発喘息は、気づかれにくいことも多いです。子ども達の感じる違和感や、学校での出来事を家族で話す中に、ヒントが隠れていることがあります。

気になる方は、当院にご相談してください。

Categories: ブログ