鼻の中に噴霧するインフルエンザワクチンです。
針による痛みがないことが大きな特徴となります。
他の特徴
生ワクチン
適応年齢 2歳〜18歳まで
回数 当日の1回のみ
理論上、喉や鼻粘膜を保護する粘液にも、ワクチンから獲得した免疫成分が分泌されます。1シーズンのみの効果となりますが、不活化ワクチンより効果のある期間が長い、とされています。
注意事項
接種直後に、くしゃみが出たり、喉に垂れてくることがありますが、問題ありません。まれですが、他のワクチン同様アナフィラキシーを起こすことがあります。
主な副反応として、3~4割の方に鼻炎症状や感冒症状が出現することがあります。また、一時的にインフルエンザ抗原が陽性になることがあります。
接種できない方
・年齢が該当しない
・喘息発作が持続している
・妊娠中
・免疫不全疾患がある
・ステロイドなど免疫抑制剤を内服、注射している
・前後4週間の間に他の生ワクチンを接種した
・卵やゼラチンの重篤なアレルギーがある
(詳細は、第一三共のホームページに記載されています)
また、鼻詰まりが強かったり、鼻汁が多いケース(泣くことも含めて)では、免疫獲得の効果が低下する可能性があります。